受講生の声(社会人)

日本の社会保障制度を支える人材を目指して 樋口 潤次さん(2015年度入学)

なぜHMBAに進学されたのでしょうか

私は大学卒業後、クレジットカード会社に4年在籍し、その後、現在の生命保険会社に移り、約7年間勤務していました。主にシステムを含めた事業企画やバックオフィスの業務設計を担当していましたが、社会人としてのキャリアが10年を超えたあたりから、自身の知識やスキルの幅が狭い事に危機感を抱くようになりました。その中で社内の国内留学制度を知り、HMBAへの入学を志望しました。

数ある大学院の中からHMBAを選択した理由は大きく2点あります。1つはマーケティングから戦略論、組織論、ファイナンスに至る幅広い科目が基礎から発展的なレベルまで準備されており、分野毎にレベルと合わせて学びたいと言う自身のニーズに合致した点です。もう1つは「理論と実践の往復運動」という言葉にある通り、理論だけに留まらず、実際のケースを使った議論や企業に対する提案など、社会人経験者にとって実務場面をイメージしやすいカリキュラムとなっている点に強い魅力を感じました。

入学後はどのようなことを学んできましたか

1年生の夏学期では、戦略、金融関係の基礎的な科目を履修しました。経営に関する知識が全くなかったこともあり、基礎的な科目を幅広く選択しました。授業開始当初は不慣れであったこともあり、各授業で出される個人課題やグループワークで忙しい毎日を過ごした記憶があります。冬学期では、戦略、金融関係の発展的な科目に加え、組織論などの科目も履修しました。夏学期で身に付けた基礎的な知識をベースに、実践的な場面を想定しながら、より深く考え自分なりの答えを出す訓練を積みました。

特に印象に残った授業は2つあります。1つは夏季集中講義として受講した「戦略的経営者論」です。同講義では現在、株式会社ミスミグループ本社の取締役会議長である三枝匡先生から実体験をベースとした経営者論を学びます。三枝先生が厳しい実体験の中から見つけられたオリジナルのフレームワークを多く学ぶことができ、経営とは何なのかということを強く考えさせられました。また一貫して経営者であり続ける先生の生き方を学んだことで、自分のこれまでの生き方、今後のあり方を強く考えるきっかけとなりました。

もう1つは冬学期に受講した「Global Leadership」です。同講義ではグローバル環境で求められるリーダーシップを様々な企業のケースを通じて学びます。グローバル企業とはなにかという概念的な整理から、グローバル企業におけるコミュニケーションの取り方や社内制度構築といった実務的な方法論に至る幅広い知識を学ぶことができました。講義自体が英語ということもあり、他の授業に比べ、多くの苦労がありましたが、「海外で働きたい」という自身の目標に対して、足りないスキルをより明確にすることができました。

HMBAのプログラムを通じて、自分がどのように変わったと思いますか

日々ニュースとして発信される企業の動きについて、戦略的な意味合いを理解できるようになりました。以前は新聞などが報じる企業の動きを報道の通り理解することに留まっていましたが、現在はその動きが業界構造にどのような影響を与えるのか、企業としてどのようなポジションを目指しているのかなどの戦略的な意味合いを考え、理解できるようになりました。

また、多様な同級生と共に学ぶことにより、多様な価値観を理解できるようになりました。HBMAには様々な業界出身の社会人から各大学からそのまま入学してきた新卒の学生、各国の留学生まで多様な経歴の方が揃っています。グループワークなどにおいて、バックボーンによって異なる考え方をぶつけ合い、一つの結論を導く過程で、多様な価値観への理解が深まりました。価値観は異なるものであるという当たり前の前提を実際に体感できたことは自身にとって大きな財産となっています。

現時点でどのようなキャリアプランを描いていますか

樋口潤次さん(2015年度入学)

短期的にはHMBAで学んだ知識と「考える力」を活かし、目まぐるしく変化する保険業界において、継続的に競争優位なポジションを確立するための戦略を検討、実行できる業務に携わりたいと考えています。長期的には日本の社会保障制度を支えるような仕事をしたいと思っています。

HMBAで学ぶことはより良い社会人、企業家になるためのスタート地点だと考えております。まだまだ未熟で至らない点が多くあることを強く自覚し、継続して自らを高めていけるよう努力を続けていきたいです。

(2016年9月15日)

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